マンゴー葉乾燥エキスについて
マンゴー葉乾燥エキスとは?
□基本情報について
Q:マンゴー葉乾燥エキスは、なぜカフェイン代替品と考えられるのでしょうか?
A:以下の3点から、 安全性の高いカフェインの代替品であると考えられています。
1.ラット試験において、カフェイン投与時と類似の脳波の増幅(前頭皮質と海馬)が認められたこと、また、カフェインとの相乗効果も確認されました。[Food Nutrition Science9: 502 (2018).]
2.ヒトRCT試験において、プラセボと比較して有意な脳活性化を示しました。
3.in vitro試験によって、カフェインに認められる「アデノシン受容体阻害」、「ホスホジエステラーゼ4阻害」、「ドーパミンD2受容体刺激」がないことが確認され、カフェインが示す副作用を発症しない可能性が示唆されました。また、ヒト試験において、カフェインに認められる心拍数や血圧変動などの副作用の報告がなく、安全性が確認されました。[J. Ethnopharmacology.260: 112996 (2020).]
Q:カフェインとの違いを教えて下さい。
A:以下の3点です。
①効果が持続的で気分の落ち込みがない
②アデノシン拮抗作用、PDE4 阻害作用なし
③血圧と心拍数の上昇なし
東京福祉大学・大学院紀要6: 109 (2016).Food Chemistry(2011).J.Ethnopharmacology.260: 112996 (2020).
Q:マンゴー葉100mgが、カフェイン○○分やコーヒー○○杯分など換算は可能でしょうか。
A:マンゴー葉100mgでカフェイン50 mgに相当します。
□摂取方法について
Q:マンゴー葉乾燥エキスの1日当たりの摂取目安量を教えて下さい。
A:摂取目安量は、1日当たり140~300 mg/日が推奨されています。
□有効性情報について
Q:ヒト臨床試験データはありますか?
A:現在までに7件のヒト臨床試験が実施されています。脳負荷試験では、抗ストレス、抗疲労や計算能力の向上および反応時間の短縮などメンタルエナジーの向上効果が確認されました。
またメンタルパフォーマンス検査COMPASSでは、注意力の精度、エピソード記憶、総合評価の作業精度、作業効率の項目において有意な改善が確認されました。[Nutrients12: 2194 (2020).]
さらに、Zynamite®配合食品の運動負荷試験では、パワー出力の上昇、筋肉の酸素利用効率と脳組織酸素化の改善などスポーツパフォーマンスの向上が確認されました。[Frontiers in Physiology9: 740 (2018)] [Nutrients11: 344 (2019)]
さらに、筋肉の疼痛の軽減、筋肉疲労の回復促進効果も確認されています。 [Nutrients12: 614 (2020).]
Q:カフェインとの相乗効果を示す理由を教えて下さい。
A;カフェインとの併用による効果の増強については、ラットを用いた長期増強試験(ex vivo)および電気脳波(EEG)試験(in vivo)によって確認されています[Food and Nutrition Sciences 9: 502-518 (2018).]。
カフェインと作用機序が異なることから、カフェインと併用時の効果の増強は、相乗効果であると考えられます。 また、カフェインと併用することで、カフェインの摂取量を低減できする可能性が示唆されています。
Q:脂肪燃焼やダイエットに関するデータはありますか?
A:脂肪燃焼、ダイエットに関するデータはございません。
ただし、マンギフェリンについて、エネルギー消費の向上、脂質生成阻害、高脂肪食が起因の脂肪肝の予防、肥満予防 [PLOS ONE9(3) e90137 (2014)]、代謝およびメタボリックシンドロームの制御作用 [Biofactors.42(5): 492-503 (2016)]の報告がございます。 又、米国とスペインの特許(US.10874708B2、ES2681996B2)において、Zynamite®摂取時と抗肥満薬摂取時に現れる脳波が同等であることから、食欲抑制作用が示唆されています。
□安全性情報について
Q:マンゴー葉に食経験はありますか?
A:インドや東南アジアの国々では、伝承的に疲労を軽減する健康茶としてマンゴー葉を煎じて飲用してきました。また、料理などにも利用しています。長いマンゴーの歴史の中で培われたさまざまな調理法、利用法があり、柔らかい葉を野菜のようにして食べる地域もあります。(「図説 熱帯の果樹」岩佐俊吉、2001年、国際農林水産業研究センター、248ページ)
Q:安全性試験は実施されていますか。
A:14日間および90日間反復投与毒性試験によって無毒性が確認されています。遺伝毒性試験では、AMES試験およびマウス小核試験において陰性という結果でした。[Journal of Toxicology(2019).]これら安全性試験結果が評価され、2019年10月に、Zynamite®は米国Self-affirmed GRASを取得しました。同時に、米国市場での発売が開始されました。
Q:中毒性はないのでしょうか。
A:学術論文に依存性に関する報告がないこと、スクリーニングにおいても依存性の中枢神経系(CNS)標的に対して作用しなかったことから、中毒性はないものと考えます。
Q:過剰摂取による健康被害について
A:現段階において、過剰摂取による健康被害は報告されておりません。
Q:品質関連について原料原産国および製造国について教えてください。
A:原料原産国は中国、製造国はスペインになります。製造元の提携先によって厳選された農場で生産されたマンゴー葉を使用しています。 ※原料原産国につきましては、天候不良や収穫量等の関係により、上記以外の産地より仕入れ、製造する場合がございます。
Q:ドーピング検査で陽性反応を起こしませんか。
A:ドーピング剤ではない(Doping free)ことが確認されています。(試験機関:ドイツNSF Erdmann Analytics社、報告書No.18DS0062 全15ページ、2018年) Q:規格成分を教えて下さい。 A:規格成分はマンギフェリン(Mangiferin)です。マンギフェリンを60%以上(UPLC-DAD)含有で規格化されています。
Q:コーシャおよびハラル認証の取得状況を教えて下さい。
A:いずれの認証も取得しています。
(引用元:https://www.askic.co.jp/business/faq/faq02.php)