朝食と一緒にコーヒー。電車を降りたらコンビニでコーヒー。職場について、コーヒー。会議中も、ランチ後も、頭が疲れたときも。気づけば1日5杯（もしくはそれ以上？）。

前の会社に勤めていた時の習慣でした。

同じような方（もしくは過去にそうだった方）もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなある日突然、私は原因不明の胃のムカムカと吐き気に襲われて、色々と考えてみて初めて気づいたんです。「もしかして、私、カフェイン取りすぎ？」

コーヒーが必需品だった日々

コーヒーは私の生活に欠かせないものでした。朝、目を覚ますため。仕事前に気合を入れるため。会議中のお供に。ウトウトしがちなランチ後の眠気覚ましに。「コーヒーがないと頭が働かない」そう思っていたし、実際、コーヒーを飲むとスッキリする感じがしていました。

体からのSOS

最初に気づいたのは、胃のムカムカでした。「疲れてるのかな」「ストレスかな」最初はそう思っていました。でも、だんだん吐き気も感じるようになって。それでも、仕事に支障がないレベルだったので、「ちょっと胃が弱ってるだけ？」「二日酔いが長引いている？」なんて思っていました。

さらに、生理痛も悪化。「年齢のせい？」「体調が悪いだけ？」色々考えましたが、カフェインと生理痛の関係について知り、納得。（この体験がエナジーデカフェコーヒーの誕生に繋がったきっかけのひとつでもあります）

一度、生理期間中はコーヒーを極力飲まないようにしてみました。すると、確かに少し楽になった気が。「やっぱりコーヒーが原因だったのかも」そう思って、生理期間以外も控えてみることにしました。

吐き気や胃のムカムカは、割とすぐに治りました。やっぱりカフェインとりすぎだったのだと思います。

しかし、コーヒーを減らして2日目くらいに、頭がぼーっとしてきたんです。集中力に欠ける感じ。ただ、頭が重くて、ぼんやりして、仕事が進まない。

「もしかしてこれが離脱症状ってやつか..？」

手軽にリフレッシュできるし、飲まないより飲んだ方が頭がスッキリする感じがするから、「これは必要なもの」だと思い込んでいました。でも、それって依存だったんですね。

少しショックでした。

私の場合、1週間もしないくらいで離脱症状は落ち着きました。でも、ゼロにするのは無理だったので、1日2~3杯程度に控えることに。

今も、生理期間はカフェインは極力控えていますが、生理期間以外も2〜3杯に抑えています。でもそれだけのコーヒーで十分です。離脱症状もないし、カフェイン切れのような頭痛もありません。もちろん、吐き気も、胃のムカムカもなくなりました。

何より驚いたのは、コーヒーを飲んだときの「スッキリ感」が鮮明になったこと。以前は、何杯飲んでも麻痺していたのか、あまり効果を感じないことが増えていました。でも今は、1杯飲むだけで頭がクリアになる感覚がしています（もちろん個人差あり）。

コーヒーは私の生活に必要なものです。暮らしを豊かにするし、香りでも癒されます。

ただ、たくさん量を飲んでいた「コーヒーに支配されている」感じから、「コーヒーと適切な距離で付き合っている」感じに変わりました。

もしあなたも「コーヒーがないと頭が働かない」「毎日何杯も飲むのが当たり前」と感じているなら、一度立ち止まって、自分の体に耳を傾けてみてください。私のように、気づいていないだけで体がSOSを出しているかもしれません。

コーヒーは悪いものではありません。大切なのは、自分にとっての「心地よい量」を知ること。そうすることで、コーヒーに振り回されるのではなく、本当に楽しめる関係を築けるのだと思います。

素敵なコーヒータイムを過ごせますように。

最後まで読んでいただきありがとうございます！