
子宮頸がん検診とHPVワクチンについて、35歳の私が伝えたいこと
こんにちは。
突然ですが、皆さんは子宮頸がんが「予防できる唯一のがん」だということをご存知ですか?
20歳を過ぎたら2年に1回推奨されている子宮頸がん検診。でも、忙しさを理由に後回しにしてしまいがちですよね。私も最初は「大丈夫だろう」と思って受けていませんでした。
でも今、私が強く思うのは「若い頃の自分に戻れるなら、絶対にHPVワクチンを打ちたい」ということです。
検査のたびに感じる不安
「検査の結果、少し気になる所があります」
医師からそう告げられた瞬間、思考停止しました。毎年受けている子宮頸がん検診で、初めて「軽度異形成」という診断を受けたのです。
軽度異形成は、そのままであれば特に問題がなく、経過観察を続ける症状です。子宮頸がんではありません。でも、初めて聞く病名に戸惑いを感じました。
正直、「え、なにそれ?」というのが本音。手術や薬が必要なわけでもなく、ただ経過観察。生活は何も変わらないけど、心の中にはずっとモヤモヤが残りました。「これが悪化したら妊娠できなくなるのかな…」と、当時独身だった私は漠然とした不安を抱えていました。
そんな時、彼(今の夫)に報告したところ、「万が一妊娠できなくても、2人でも幸せだから大丈夫」と言ってくれたのが、すごく支えになりました。また、友人に軽く相談してみると、実は同じ症状で経過観察中という人が何人もいて、驚きと同時に少し心強さも感じました。
それからは、ストレスを溜めないように意識して、よく寝たり、お酒を控えたり、運動を増やしたり。自分なりにできることを続けてきました。でも、どれだけ健康的な生活を心がけていても、検査のたびにドキドキするのは変わりません。
妊娠初期の検査でもまた引っかかってしまい、産後に再検査を受けることに。一回治っても、また検査。少し怪しいと結果が出るまでドキドキ。健康的な生活を送っていても、ヒヤヒヤしなきゃいけない。
今だから強く思う、HPVワクチンの大切さ
その時、「自分の子どもには、私や夫と同じような不安な気持ちにさせたくない」と強く思い、HPVワクチンを受けさせることを決意しました。
私がワクチンを受けるべきだった年代は、まだあまり浸透していなくて、ちょうど「女子高生がワクチンで重篤な副作用」というニュースが流れていた時期。不安を煽る報道ばかりで、母も心配していたし、私自身も「なんだか怖い」と思って接種しませんでした。
でも大人になって調べてみると、ワクチンの重篤な副作用はごく稀で、HPVウイルスは性行為によって感染すること、そして男性も保有しているウイルスであることを知りました。つまり、子宮頸がんは女性だけの問題じゃないんです。
今は息子がいるので、ある年齢になったら必ずワクチンを打たせたいと思っています。男性もHPVワクチンを打つことで、パートナーの女性を守ることができるから。
私が本当に伝えたいこと
子宮頸がんは、予防できるがんです。
検診で早期発見することも大切ですが、そもそもHPVワクチンで予防できるなら、それに越したことはありません。
ワクチンを打つか打たないかは、もちろん自己判断です。どちらの選択も尊重されるべきだと思います。ただ、正しい情報を知った上で判断してほしい。私のように「なんとなく怖いから」という理由で避けるのではなく、きちんとした情報に基づいて決めてほしいんです。
そして何より、定期的な検診は本当に大切です。忙しい日々の中でも、自分の体を大切にすることは、自分への優しさでもあります。
私は今でも検査のたびにドキドキしますが、「早期発見できれば大丈夫」という安心感もあります。そして、正しい知識を持つことで、不安も少し和らぐものです。
最後に
この記事を通して、一人でも多くの方に子宮頸がんやHPVワクチンについて知ってもらえたら嬉しいです。
特に若い世代の方、そして子どもを持つ親御さんには、ぜひ一度調べてみてもらいたいと思います。
私自身、日々忙しく子育てをしながら、女性の健康についてもっと知ってもらいたいという思いでデカフェコーヒーの事業を通じて情報発信をしています。体にやさしいものを選ぶこと、正しい知識を持つこと、そして自分を大切にすること。すべて繋がっているように感じています。
皆さんも、忙しい日々の中でも、ぜひ定期的に検診に行ってくださいね。予防できることは予防して、早期発見できることは早期発見する。それが何より大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!