更年期について、どれくらい知っていますか？

「更年期」について、どれくらい知っていますか？まだ先のこと、考えたくないこと――そう思っている方も多いかもしれません。

私もそうです。（現在35歳）

今でさえPMSや生理で悩みが絶えないのに、閉経後も悩まされるの？えーもう、女性の体しんどくない？！涙

って思っていたりします...。

10月18日は「世界メノポーズデー」。この機会に、更年期について、そして「歳をとること」の意味について、改めて考えてみたいと思います。

更年期とは何か？

更年期は、閉経前後の約10年間を指します。日本人女性の平均閉経年齢は約50歳と言われており、45歳頃から55歳頃までが更年期に該当することが多いとされています。

この時期、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌が急激に減少することで、体と心にさまざまな変化が現れます。代表的な症状としては、ほてりやのぼせ、発汗、イライラ、不安感、疲れやすさ、不眠などがあります。

ただし、症状の現れ方は人それぞれ。ほとんど気にならない人もいれば、日常生活に支障をきたすほど重い症状に悩まされる人もいます。

未来のことを考えるというのは不安ですよね。
だからこそ、事前に知っておくことはとっても大切だと思います。

更年期について知識があれば、「これは更年期の症状かもしれない」と気づくことができます。原因不明の体調不良に不安を感じることも減るかもしれません。必要であれば、婦人科を受診したり、漢方やサプリメントを取り入れたり、適切な対処法を選択できます。

何より、「自分だけじゃない」と思えることも心の負担が減る一つだと思います。

これは生理の悩みに近いかもしれません。
以前私たちがとったアンケートでは、生理やPMSの症状について1人で抱え込んでいる人が多く見られました。悩んでいるのは自分だけではない、と思うだけで心が軽くなるという声も多数ありました。

最近では、生理についてオープンに話せるような機会が増えてきたように思います（とはいえ、まだまだだとは思いますが）。同じように、更年期についても認知が広がっていくといいなと思います。

更年期をネガティブに感じてしまう背景には、私たちの社会（特に女性？）に根強く存在する、「綺麗＝若い」「可愛い＝若さ」という固定観念が存在してるように感じます。

シミ、シワ、くすみ――これらは「避けるべきもの」として扱われ、アンチエイジングという言葉が溢れていたり。

確かに、若い頃には経験しなかった見た目の悩みは増えるかもしれません。実際に私も、20代にはあまり悩まなかったくすみや白髪が気になります。でも、歳を重ねることって本当に「ネガティブ」なことなのでしょうか？

歳を重ねるということは、それだけ多くの経験を積み重ねてきたということ。よく思い返すと、10代・20代に悩んでいたことが、30代・40代になって振り返るとほんのちっぽけな悩みだったりしませんか？

私は、もともと肌が黒い（地黒）ことに悩んでいました。幼い頃に兄弟に悪口を言われてからだと思います。

とっても肌の白い従姉妹に、なんであなたは肌が白くて私は黒いの？とアドバイスをもらいにいったことも。

ちなみに彼女からの回答は、「なっちゃん（私のこと）は、チョコレートアイスばっかり食べてるから黒いんだよ、私はバニラが好きだから」。

そこから、私はチョコレートアイスがなかなか食べられなくなり、そんなの関係ないとわかっているはずなのに、高校生くらいまでバニラアイスばかり選んで食べていました（笑）

なんて愛おしい悩みじゃないですか？今となっては笑い話です。

ちなみに今はそんな地黒の肌の色が大好きです。なんなら昔よりシミも増えたし、日焼けもしてシワも増えているけど、昔よりも自分の肌の色が好きです。

これは、年齢を重ねて得た、知識や経験が解決してくれた悩みのひとつだと思っています。
見た目は変わるけれど、それは悪いことではないし、その分内面が強く美しくなっている証拠かな？なんて思っています。

若さだけが美しさの基準ではない。そう思えるようになると、更年期という人生の節目も、少し違った角度から見えてくるかもしれません。

更年期は、次のステージへの準備期間。新しい自分に出会うための、大切なプロセスなのかもしれません。

世界メノポーズデーをきっかけに、更年期について調べてみませんか？本を読む、信頼できる情報サイトを見る、同世代の友人と話してみる。小さな一歩で構いません。

私も更年期について、改めて調べてみたいと思います。
（10/18~24までをメノポーズ週間として、厚生労働省や日本医師会などが様々な啓蒙活動をしているそうです。ぜひこの機会に調べてみてください。私も調べてみます！）

歳をとることは、決してネガティブなことじゃない。そう思える未来へ、一緒に歩んでいけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます！