
「母親ってこんなもんだよね?」と決めつけていた
私ごとですが、昨年末に初めての出産を経験し、まもなく1歳の子供がいます。日々母親ライフを楽しんでいるのですが、先日ふと思うことがありました。
雨が続いて洗濯物が乾かない日、私は前日と同じズボンを履いていました。子どもと夫の服を優先して洗濯していたら、自分の着るものがなくなっていたんです。その時、ふと思いました。「あれ、私なんだか自分のこと大切にできていないかも」と。
気づけば、家族のことばかり
ある朝、家族三人でお散歩に行こうと、子どもの準備をしていました。オムツ、着替え、帽子、水筒。一通り揃えて、いざ自分の準備をしようかなと思ったその時、夫が私の様子に気が付かず悪気もなく声をかけてきました。
「みんな準備できたね、行こうか」
私は急いでその辺にある服を着ました。化粧もしない。鏡も見ない。お散歩くらいだし、まあいいか。そう思って家を出ました。
散歩も普段通り、何気ない会話や景色を楽しみました。
帰ってきて、鏡を見た時「なんだか私疲れてるように見えるな」
ちょっとだけショックでした。
他にも、思い返せば小さな「自分後回し」がたくさんありました。
夕飯の準備をするとき、自分が食べたいものは、いつの間にか考えなくなっていました。美容院も半年以上行っていないかも。友達とのランチも「また今度」と先延ばし。自分の服は何年も前のものばかり。
「母親ってこんなもんだよね」という呪縛
でも、私はこう思っていました。
「母親ってこんなもんだよね」
子どものために自分を犠牲にするのは当たり前。それが母親の役割なんだと、どこかで刷り込まれていたような気がします。別に嫌な気持ちもしないし、ストレスが溜まっている感覚もない。
「これが母親だから」
そんな感じ。
でも、本当にそうなのかな?
そう問い直したとき、私は自分が思考停止していたことに気がつきました。目の前のタスクだけをこなすことで、自分の頭を使って何かを考える、何かを決める、そういうことから遠ざかっていたのかなと。
作業は早くても、私の中の「私」がいなくなっていたような。
小さな一歩「10分時間ちょうだい」
ある日、また家族で出かける準備をしていた時、少しだけおしゃれしたいな、と思って
「今から私の支度をするから、10分ちょうだい〜」
と一言夫へ。
夫は「うん、もちろん!」と何でもないように答えました。そして私は、鏡を見て、着たい服を選んで、軽く化粧をして。10分後、準備を終えた私は、なんだかすごく満たされた気持ちになっていました。
こんな小さなことで、こんなに気持ちが違うんだ。
それからは、意識的に「自分の時間」を作るようにしました。
週に1回、2時間ほど、自分の頭の中を整理する時間を作っています。その間は夫に子どもを見てもらって、私は静かな場所で机に向かいます。
何をするかは決めていません。近い将来のことを考える時もあれば、仕事で詰まっている作業を効率化する方法を考えたり。やりたいことのリストを書き出したり。
大切なのは、たとえ些細なことでも、自分の頭を使って何かを意思決定すること。それがどれほど楽しいことなのか、思い出すことができました。
完璧じゃないけど、少し楽になった
今も、すべてが完璧にできているわけではありません。
自分の時間が取れないこともあります。また家族優先で動いてしまうこともあります。
でも、以前と大きく違うのは、「自分のことを大切にした方がいい」と思えるようになったことです。
母親だからって、自分を犠牲にする必要はない。自分を大切にすることは、わがままじゃない。むしろ、自分が満たされていないと、家族にも本当の意味で優しくできないんだと、今は理解しています。
昨日と同じズボンを履いていた私。化粧もせずに外出していた私。何がしたいのかわからなくなっていた私。
あの時の違和感に気づけて、よかったと思います。
もしあなたも今、同じように感じているなら。「母親ってこんなもん」という呪縛から、少しだけ自由になってみませんか。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

