記事: AIが速すぎる時代の、1分ジャーナリング

AIが速すぎる時代の、1分ジャーナリング
最近はAIがだいぶ近しい存在になっていますね。
私もほぼ毎日Chat GPTなど複数の生成AIを利用しています。
AIに仕事の相談をしていると、ひとつ質問を入力しただけなのに、答えだけでなく、次に考えることや次に振るタスクまで返ってくることがあります。便利だなと思って、そのまま次の質問をしようとしたとき、ふと手が止まりました。
「私は結局、何に悩んでいたんだろう」
「この仕事は、何を目的にしていたんだろう」
「悩んでいると思っていたことは、本当に私が悩んでいたことなのかな」
AIは、本当に便利です。
知りたいことや悩みを入力すると、必要な情報をすぐに整理して返してくれる。
仕事の壁打ち、調べもの、文章の下書き。
私自身、仕事でかなりAIを使っていて、生産性が上がったことを実感しています。
AIが悪いとは、1ミリも思っていません。時間がない今の時代に、なくてはならない存在だと思います。
ただ、AIは仕事が早いです。ひとつ質問すると、次に聞きそうなことまで予測して、答えやアドバイスを返してくれる。
その先回りに助けられる一方で、自分の考えとは少し違う方向に話が進んでいるのに、「ああ、私はそれで悩んでいたんだ」と受け入れそうになったことがありました。
自分の悩みを整理するために使っていたはずなのに、いつの間にか、AIが用意した問いに自分を合わせている。そんな感覚です。
私がジャーナリングを始めたのは、7年ほど前。20代の頃、思考を吐き出すトレーニングとして、日常に少しずつ取り入れました。
当時は、もっと仕事ができる人になりたい、言語化力をつけたい。そんな、かなりアグレッシブな理由だったと思います。細かいことは、あまり覚えていません(笑)。
30代になってからは、ジャーナリングは習慣になっています。
ノートを開いて、そのとき頭の中にあることを書く。私なりのジャーナリンですが、きれいな文章にする必要はなく、結論を出す必要もない。仕事のこと、誰かに言われたひと言、なぜか引っかかっていること。本当は何を欲しがっているのか、自分でもわからないこと。思いつくまま、文字にしていきます。最初の方は、「今無性にラーメンが食べたい」なんてことを書くだけの日もありました(笑)。
書き終わってノートを閉じると、頭の中で絡まっていたものが少しほどけています。
自分が何を考え、何を欲しているのかが、完璧ではなくても少しクリアになる。
頭の中だけではつかめなかったモヤモヤが、文字になることで、初めて目の前に置かれる感じがあります。
何にモヤモヤしているのかがわかれば、対策を考えられます。
すぐには解決できないことでも、「私はこれが嫌だったんだ」「ここに不安を感じていたんだ」とわかるだけで、ストレスが少し軽くなる。単純に、書いたあとの気持ちよさもあります。
AIとジャーナリングは、どちらかを選ぶものではありません。むしろ、AIを使う人にこそ、ジャーナリングが必要なのではないかと思っています。
AIは使うものであって、自分の方向性や、本当の悩み、考えていることまで、AIに決めてもらうものではありません。まだ言葉にしていないことを、AIが代わりに決めることはできません。
だから、AIに相談する前に、まず自分の言葉で少し書いてみる。いま何に困っているのか。本当はどうしたいのか。何を決めたいのか。1分でもいいので、自分の中だけで会話してみる。
AIを使っている人にこそ、ジャーナリングを。
誰かに聞く前に、自分の言葉を一度置いてみる。
ノートとペンを用意して、1分だけ、いま頭に浮かんでいることを、ひとつ書いてみませんか。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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