記事: 国際ガールズデーに、10代の私を思い出す

国際ガールズデーに、10代の私を思い出す
10月11日は、国際ガールズデー。
2011年に国連が定めた、世界中の女の子の声に耳を傾け、その権利について考える日です。2026年のテーマは「児童婚をなくし、女の子の権利に投資しよう」。
世界では、毎年1,200万人を超える女の子が、大人になる前に結婚しています。およそ3秒に1人の割合です。そのために学校をやめざるを得なかったり、自分の健康を守れなかったりする女の子が、今もたくさんいます。
この数字を知ったとき、正直、驚きました。
「早く結婚したいな」と言えること
日本では晩婚化が進んでいます。
「早く結婚したいな〜」なんて言葉を、気軽に口にすることもあります。
でもそれは、もしかしたら贅沢な悩みなのかもしれません。
結婚するまでに、たくさん学ぶ機会がある。結婚する自由も、しない自由もある。
私にとっては当たり前のことでした。
でも、世界のどこかでは当たり前ではない。女の子だというだけで、学ぶ機会や健康を守る機会を奪われてしまう。そんな不公平は、あってはいけないことです。
そして、ふと考えました。教育の環境が整っている日本で育った私は、自分の体のことを、ちゃんと学べていただろうか、と。
悪いことをしてしまった気がした日
私の初経は、小学4、5年生の頃でした。
学校の授業で、生理のことは習っていました。でも、当時は自分ごととして聞けていなかったように思います。
だから、実際にその日が来たとき、真っ先に浮かんだのは「悪いことをしてしまった」という気持ちでした。
半べそをかきながら、母に伝えました。
「ごめん、パンツと布団、汚しちゃったかも」
母の返事は、とてもあっさりしていました。
「謝らなくていいよ、女の子は全員経験すること。汚したら洗えば落ちるから気にしない!」
ナプキンを隠すことで、頭がいっぱいだった
家では「気にしない」と言ってもらえても、学校は別でした。
まわりには、まだ生理が来ていない子のほうが多かった。だから、いかにバレずにナプキンを替えるか。学校にいる間は、そのことで頭がいっぱいだった気がします。
男子にからかわれたら嫌だな、という気持ちもありました。
ある日、仲の良かった女友達の家に遊びに行ったときのこと。私がナプキンを持っていることに気づいたその子が、こう言いました。
「あ、おむつ持ってる〜、生理〜」
その場にいたのは、その子とその子のお母さんだけ。なんだかとても恥ずかしかったし、とってもむかつきました(笑)。
彼女のお母さんは、すぐにその子を叱ってくれました。でもその子も、まだ生理が来ていなかったから、自分ごとにできなかっただけなんだと思います。
男子と一緒に、学びたかった
今振り返って、10代の私に教えてあげたかったこと。それは、体の仕組みそのものよりも、学び方のことかもしれません。
男女別ではなく、男子と一緒に、生理について学びたかった。
男子も知っておくべきことです。そして「男子も知っている」という前提があれば、女子もそこまで隠す必要はなかったのかな、なんて思うこともあります。もちろん、分かりませんが。
知らないから、からかう。知らないから、恥ずかしくなる。知らないから、悪いことをした気持ちになる。
あの頃のモヤモヤの多くは、「知らない」から生まれていた気がします。
遠い国の話を、自分の足元から
児童婚の話は、日本にいると遠く聞こえるかもしれません。
でも、女の子が学び、自分の健康を守り、自分の人生を自分で選ぶこと。その土台に「自分の体を正しく知ること」があるのは、どの国でも同じです。
教育の環境が整っている国にいるからこそ、正しい知識を持つこと。自分の体のこと、男女の体の違いを知ること。その大切さを、改めて肝に銘じていきたいと思いました。
そして、生理を「恥ずかしいもの」「隠したいもの」とする偏見も、少しずつなくしていきたい。
国際ガールズデーに、10代の頃の自分を少しだけ思い出してみる。それだけでも、見える景色は変わるのかなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
