
4,000円の電気ケトルを買ったら、心が豊かになった話
先日、ブラックフライデーで4,000円の電気ケトルを買いました。
たったそれだけのことで、毎日の暮らしがめちゃくちゃ快適になったんです。(大袈裟?)
この買い物で気がついたことを書いていきたいと思います。
古いケトルと過ごした思い出の日々
私は長年、同じ電気ケトルを使い続けていました。
出産後は特に、ミルクを作るのに何度も何度も使いました。本当に感謝。あっというまにすぐに沸く、素晴らしい。
そんなある日、夜明けにミルクを作ろうと、キッチンでスイッチを押したら
「あれ?」付かない!!!
息子は早くくれとばかりに大声で泣いていました。
何度も何度もスイッチを押して、ようやくいつも通りお湯は沸きました。(焦りすぎて、やかんで沸かすという発想すら出てこなったようです)
しかしその日から、10回に1回くらい反応しなくなったり、電子レンジと同時に使うとなぜかブレーカーが落ちる。(なぜ?いまだに謎です)注ぎ口がゆるくなっていて、そっと傾けないと水がこぼれてしまう。夜に水を入れっぱなしにして寝てしまうと、朝には底から水漏れしている。
苦楽を共にしたこのケトルも、そろそろ書い替え時かな?と少しだけ頭をよぎります。
でも、10回中9回は普通に沸きます。そっと注げば問題ない。長時間水を入れっぱなしにしなければいい。電子レンジと同時に使わなければいい。
私には多少、貧乏性なところがあるのかもしれません。
気をつければいいだけのことなのに、わざわざ買い替える必要ある?と、ずっと自分に言い聞かせていました。
でも現実は、うっかり電子レンジと一緒に使ってしまったり、家族の誰かが夜に水を入れっぱなしで寝てしまったり。
「気をつける」って、意外と難しいんですね。
「えいやっ」と購入
そんな日々を送っていた先日、ブラックフライデーがやってきました。
4,000円くらい。これが高いのか安いのかは正直わかりませんが、見た目も好みだし、機能も良さそう。えいやっ!と購入しました。
QOL爆上がり
届いた新しいケトルを使ってみて、驚きました。お湯が、普通に沸く。毎回、ちゃんと沸く。
注ぎ口から水がこぼれない。電子レンジと同時に使っても、ブレーカーが落ちない。
……当たり前のことなんですけどね(笑)
でも、この「当たり前」がこんなにも心地よいとは。
水が漏れるかもしれない、電子レンジを気にしないと、息を止めながらそーっと注がないと。
そういう小さな緊張感が、知らないうちにストレスになっていたんだなと気づきました。
1つ1つは大したことじゃないんです。でも、心のどこかでモヤモヤがあったのは間違いなくて。
4,000円で、こんなに心が軽くなるなら。安いものです。
これって、いろんなことに言えるかも
これって、電気ケトルだけの話じゃないなと思ったんです。
たとえば、食器用スポンジ。
水筒の奥が洗いづらいな、とちょっとモヤモヤ。
でも、水筒用のスポンジっているのかな?お箸とか割り箸を使ってゴシゴシすれば届くし、わざわざ買わなくてもいいかも。
そう思っていたのですが、実際に買ってみたら、時短にもなって結果お買い得なんてことも。
他にも、
「今日はほんの少し頭がぼーっとするな」と感じて、そういえば生理だった、と気づく。鉄分補給しよう。
このほんの少しの違和感に気づく → 対策をうてる → ほっとする。
この流れって、すごく大事だなと。
小さなモヤモヤを見逃さない
小さなモヤモヤって、見逃しがちです。
「まだ大丈夫」「気をつければいい」「これくらい大したことない」
そうやって、自分に言い聞かせてしまう。
でも、その小さなモヤモヤが積み重なると、知らないうちに心が削られていくんですよね。
だから、小さなモヤモヤを溜めないで、きちんと気づいてあげること。
そして、対処できることは対処してあげること。
小さなモヤモヤでも解消されると、想像以上に暮らしの質が上がるのでとってもコスパ良しです!
4,000円の電気ケトルが、そんな大事なことを教えてくれた小話でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

