
男性助産師についての話題で、思い出した入院中(産後)の出来事
最近、男性助産師の有無について話題になっていますよね。この話を聞いて、私は出産後の入院中のことを思い出しました。
ちょっとこの話題とはそれてしまうかもしれないのですが、今日はその時の体験について書いてみようと思います。
看護学生の研修対象になった
産後の入院中、看護学生の研修が行われており、私はその対象となりました。
簡単にいうと、助産師さんや看護師さんと一緒に、学生さんたちが私のお世話をしてくれるという感じ。産後の私の体調管理や、赤子のケア方法などを一緒に学ぶ、といったところでしょうか。
最初に、看護師(看護師長さんだったかな?)さんが挨拶に来てくれました。
「嫌だったら、本当に気にせず言ってくださいね。いつでも拒否できます。承諾書を書いた後でもNGと言ってもらえれば、学生なしにしますので」
そう何度も丁寧におっしゃってくれました。
なぜそこまで念入りに確認されたかというと、研修に来ていた学生の中に男子学生がいたからです。
その時、看護師さんの後ろの方で申し訳なさそうに立っている彼の顔が見えました。
正直、その姿を見たら断ることなんてできませんでした。
というよりも、産後で眠れておらず心身ともにボロボロだったので、よくわかっていないまま承諾書にサインをしたようた気もします(笑)
5日間、一緒に過ごしてみて
それから約5日間、退院日まで学生さんたちと一緒に過ごしました。
血圧を測ってもらったり、おっぱいマッサージから授乳まで同席してもらったり(直接触ることはありません)。
今思うと、確かに嫌がる産婦さんもいるだろうなと思います。産後ってただでさえデリケートな時期ですし、授乳の場面に男性がいるのは抵抗がある方もいますよね。その気持ちはすごくわかります。
でも、当時の私はどうだったかというと…産後特有のホルモンのせいなのか、彼らの一生懸命なキラキラした目に感動して、夜な夜な涙していました(笑)
メモを一生懸命とって学ぶ姿に、なんだか心を打たれたんですよね。あー若いっていいなー頑張って欲しいな〜なんて。
退院の日のこと
退院の日、学生さんたちが「ありがとうございました」と挨拶に来てくれました。
私は彼らに「絶対に良い看護師になってくださいね」と伝えました。
そしたら、病院内とは思えないくらい大きな声で「はい!」と返事をしてくれたことを覚えています。
きっと彼は素敵な医療従事者になるんだろうなと勝手に信じています。
この経験で感じたこと
この体験を通して私が感じたのは、「男子だから」「女子だから」ということではなく、医療従事者としてきちんと優秀であるか、その人自身がどれだけ真剣に向き合ってくれるか、妊産婦のことを第一に考えてくれるか、などが私にとっては重要なんだな、ということでした。
もちろん、男性助産師の有無については賛否両論ある議論だと思います。どちらの意見が正しいとか、そういうことを言いたいわけではありません。
あくまでこれは私の体験談であり、私が感じたことです。
最後まで読んでくださりありがとうございます!

