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記事: 不調の日の「返信できない」は、怠けではなく防衛だと思う

不調の日の「返信できない」は、怠けではなく防衛だと思う

不調の日の「返信できない」は、怠けではなく防衛だと思う

返せないんじゃなくて、返さないほうがいい日がある


PMSの時、普段なら気にならないことに引っかかったり、言葉が少し強くなってしまうなと感じることはありませんか。


私は、そんな時すぐにメールやLINEなどの返信をしないようにしています。


本当は私は、どちらかというと即レス派。LINEもチャットも、気づいたらその場で返したいし、相手を待たせるのもあまり好きではありません。返信が早いことは、私の中ではちょっとした誠実さでもありました。


でも、PMSの時だけは、その“いつもの自分”が少し危うくなります。


眠い。だるい。お腹も痛い。なんとなく悲しいし、イライラもする。普段なら流せる一言が、なぜか胸に引っかかる。誰かの何気ない言葉まで、責められているように聞こえてしまうことがあります。
自分でも「そんなふうに受け取らなくてもいいのに」と思うのに、そのフィルターがうまく外せません。


昔の私は、そんな時でも、いつも通り返信していました。自分では普通のテンションのつもりで、思ったことや感じたことを、そのまま返していました。
でもある時、ネガティブな気持ちをかなりストレートに、しかも一方的にぶつけてしまったことがあります。今思うと、かなり感情的でした。


相手から返信が来なくて眠れなかった


しばらくして相手から返信が来ないことに気がつき、急に不安になりました。あ、もしかして、私、言いすぎたかもしれない。傷つけてしまったかもしれない。そう思ったら心配で、全然眠れませんでした。


LINEを何度も開いて、既読がついていないか確認する。通知は来ていないのに、スマホを開いてしまう。
相手のSNSを見にいって、何か更新していないかまでチェックしてしまう。
更新されていたらされていたで、「返信はないのに、SNSは見られるくらいには元気なんだ」と勝手に落ち込み、更新されていなければされていないで、「もしかして本当に傷つけてしまったのかも」とまた不安になる。


結局、待ちきれず、改めてこちらから謝罪の一文を入れたメッセージをして、事なきを得たという経験があります。
でも、自分が送った文面を見返した時、目をつむりたくなるような気持ちになりました。
こんな口調で言いたかったわけじゃない。
こんな伝わり方をしてほしかったわけでもない。
ただ、その時の私は、自分の不調に気づいていながら、それを“返信の仕方”にまで影響するものとして受け止められていなかったんだと思います。


それから私は、言葉がきつくなりそうな時は、すぐに返信しない、という選択をするようになりました。


今ここで返したら、私の場合、言わなくていい一言まで足してしまう。
そんな予感がある時は、一回閉じる。
通知をそのままにしておくのは落ち着かないけれど、それでも返さない。
その数時間が、私には必要なのだと思うようになりました。


「返信しない」は、逃げじゃなくて防衛だった


以前の私は、返信をしないことに少し罪悪感がありました。
無視しているみたいで感じが悪いかな、とか、大人なんだからその場でちゃんと返すべきかな、とか。特に、普段すぐ返すタイプだからこそ、返せない自分に対して「感じ悪いかも」「怠けてるのかも」と思ってしまうこともありました。


でも今は、少し考え方が変わりました。


不調の日の「返信しない」は、怠けではなく、防衛なのだと思います。


しかも、自分を守るだけではなく、相手を傷つけないための防衛でもある。あの時の私は、PMSのイライラや不安を、そのまま相手にぶつけてしまいました。
本当は相手そのものに怒っていたわけではないのに、その時の自分には、物事が全部少し悪く見えてしまっていた。だからこそ、一度返信を止めることには意味があるのだと思います。


何もかも正直に、その場で言えばいいというものでもない。今の自分の言葉が、明日の自分から見ても同じ温度なのか。そこを一度保留にすることは、不誠実ではなくて、むしろ誠実さに近い気がしています。


それでも、返さないと返さないで落ち着かない日もあります。通知の印が気になるし、早く返したほうが大人なんじゃないか、と今でも思うことはありますが。


 翌朝の自分は、ちゃんと人にやさしい


不思議なもので、一晩経つだけで、見え方がまるで違うことがあります。


前の夜には責められているように感じた言葉も、翌朝には「別にそんな意味じゃなかったのかも」と思えたりする。
昨日はあんなに刺さった一言を、今日は普通に受け取れる。
気持ちが落ち着くと、相手の意図を汲み取れるようになります。
そして、もしネガティブな内容を伝えるとしても、相手を傷つけないように、思いやりを持った言い方を選べるようになります。


たとえば前日の夜なら、「それ、ちょっと無理なんだけど」と棘のある言い方しか浮かばなかったことも、翌朝になると「私はこう感じたんだけど、こういう意図で合ってる?」と聞けるようになる。
同じ違和感を伝えるにしても、言葉の角が取れるだけで、会話はずいぶん変わります。
実際、返信をひと晩寝かせるようになってから、相手を責めることも、自分がそのあと自己嫌悪に沈むことも減りました。


それは、自分をごまかしているわけではありません。言いたいことを飲み込んでいるわけでもない。ただ、“伝わる形”に整えているだけです。


すぐ返すことよりも、ちゃんと届くことのほうが大事だなと思い始めてきました。
そして、自分の不調をわかったうえで少し時間を置くことは、関係を壊さないための知恵なのだと思います。


 返さない自由が、もっとあってもいい


返信が早いことは、ひとつの誠実さだと思います。でも、不調の日まで同じように振る舞えなくてもいい。


その場で返さないことは、逃げではなく、言葉を荒らさないための判断です。少し時間を置くことが、自分と相手の両方を守ることもある。


不調の日の「返さない」を、もう少し許してもいいのかもしれません。


最後まで読んでいただきありがとうございます!


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