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記事: 「普通の母親」にすら手が届かない…私が見つけた自分を許すコツ

「普通の母親」にすら手が届かない…私が見つけた自分を許すコツ

「普通の母親」にすら手が届かない…私が見つけた自分を許すコツ

こんにちは。

「他のお母さんなら、もっとちゃんとできるはず」
「普通の母親だったら、こんなにだらしなくない」

洗濯物があふれたカゴを見るたびに、シンクに積み上がった食器を見るたびに…。そんな風に自分を責めてしまったこと、ありませんか?

私はあります。「あぁ、また私だらしない母親をやってる…」って。

今日は、そんな「理想の母親像」とのGAPを感じた私の経験と、自分を許せるようになったきっかけをお話しします。同じように悩んでいる方の心が、少しでも軽くなればいいなと思います。

 私の中の「普通の母親像」は、実家の母だった

私の母は専業主婦でした。SNSでよく見るキラキラ完璧なママではありません。

お弁当のない幼稚園だったし、おやつは普通に市販のもの。でも、毎日清潔なシーツと布団で寝かせてくれて、食器は必ずその日のうちに片付いている。「普通」の母親でした。

私にとって、それが「母親の当たり前」だったんです。3人の子育てをしながらでも、母はそれを当然のようにやってのけていました。

子どもの頃の私にとって、それが「普通」でした。

「お母さん」って、そういうものなんだ。これが「母親の普通」なんだ。そんな風に思い込んでいました。

 母親になった私の現実

そして私は母親になりました。

朝は時間に追われ、仕事が終わったら家事と育児のバタバタ。仕事に費やす時間が減ってしまうことへのストレスも感じていました。

かごに溢れかえる洗濯物。
前日の夜の食器が朝になってもシンクに溜まったまま。
シーツを替えたのは...もう覚えてない。

私の母は「完璧」ではなかった。でも「普通」はできていた。その「普通」にすら手が届かない自分に、心底がっかりしました。

毎日、意識の中では「今日こそは家事をきちんとやろう」と思うのに、現実はそんな甘くない。

そんな状態を見るたびに、心の中で自分を責める声が。

「私って本当にだらしない母親だな」
「がさつすぎる」
「不潔だ」
「子どもにみじめな思いをさせてるんじゃないか」
「ちゃんとした母親だったら、こんなことにならないのに」

夜、子どもが寝た後に散らかった部屋を見回しては、こんな想いで胸が苦しくなることも。

実家での「普通」が無意識のうちに基準になっていたんですね。それができていない自分は「普通の母親」にもなれていない、「最低限の母親の責任すら果たせていない」と息苦しくなってしまうんです。

SNSで見る整理整頓されたお部屋やキラキラしているママたちは遠い存在。でも私は「普通の母親」にすら及ばないという現実でした。

 夫との会話で気づいた「普通」について

ある日の夫との会話でした。

洗濯物は山積み、前日の食器はそのまま。

「なんか、普通もっとちゃんとできるはずなんだけどなあ…」

ぼそっとつぶやいた私に、夫がキョトンとした顔で「普通って何?」と聞いてきたんです。

「普通って、何を基準にしてるの?」

そんな夫の質問に、私は最初「えっ、だって母親なら普通は…」と答えようとしました。でも、話しているうちに気付かされました。

夫の母親(私の義母)は、夫が小さい頃からずっと働いていた「バリバリのワーママ」。

夫にとっての「普通の母親」は、働きながら子育てをする女性。私の「普通の母親」は、家事と育児に100%のエネルギーを注げる専業主婦。

つまり、夫と私の「普通の母親像」は、違かったんです。

「あ、私が勝手に『普通』だと思っていたものって、実は自分の母親だけをモデルにした、すごく狭い世界の話だったんだ…」


「母親像」って、実はとても狭い世界の話

よく考えてみると、私たちが思い描く「理想の母親像」って、本当に限られた情報から作られているんですよね。

自分の母親、親戚の叔母、テレビドラマで見たキラキラママ。

本当に狭い世界の、ほんの一部の「母親像」でしかないんです。

それなのに、なぜかそれを「普通」だと思い込んで、できない自分と比べてしまう。

でも実際には、働く環境も、家族構成も、体力も、性格も、みんな違う。

同じなわけがないんです。

 自分を許すために実践したこと

気づきを得た後、私は具体的にいくつかのことを実践しました。

SNSとの付き合い方を変える
「こんな母親はダメ、こんな母親が良い」という情報は極力シャットアウトしました。

信頼できる先輩ママに頼る
学生時代からの友人たちに、素直にアドバイスをもらったり、慰めてもらったり。一人で抱え込まないことの大切さを学びました。

「自分が仕事をしている」という事実を受け入れる
当たり前のことですが、この事実に改めて気がついた時、やっと自分を許すことができました。母は家事と育児に100%のリソースを注げた。でも私は違う。それは「劣っている」ことではなく、「状況が違う」ということなんです。

 でも、完全に克服できたわけじゃない

正直に言うと、今でも毎日葛藤があります。

寝る前に散らかった部屋を見て「あぁ、また...」と思ってしまう夜もあります。

でも今は、その後に続く言葉が変わりました。

「うん、でも仕方ない!みんな健康でちゃんと生きてるから大丈夫!」

完璧に家事をこなせる母親になりたい気持ちは、今でもあります。

でも、苦しむことはなくなりました。

今でも時々思ってしまう時は


それでもため息が出てしまう日は、

「食器が溜まってても、1週間洗濯してなくても死なない!」

と、自分に言い聞かせています(笑)

 同じように悩んでいるあなたへ

もし今、「普通の母親にもなれない」と自分を責めているなら、

あなたが思っている「普通」は、実はとても限られた世界の話かも。と考えてみてください。

私たちはみんな、それぞれ違う状況で精一杯やっている。それで十分です。

自分らしい「母親像」を、一緒に見つけていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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